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世界のビールの特徴を地域別にご紹介します。
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 2024/11/27 (Wed)
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 2007/09/29 (Sat)

○オーストラリア
 オーストラリアは、かつてイギリスの植民地でした。その影響もあり、ビールの醸造方法はイギリスの特徴を色濃く受け継いだものが多数存在しています。
 温暖な気候や風土が幸いしているせいか、ホップの栽培が盛んとなっています。その為国産のホップを使用した高品質のビールが多く醸造されています。
 オーストラリア国内では、イギリスにあるビールに似たラガーやビタービールが人気となっています。

○ニュージーランド
 ニュージーランドは温暖な気候が年間を通じて広がっていて住みやすい土地です。ホップの栽培が盛んな為、国内で採れるホップと自然の湧き水と一緒に醸造され造られた、ラガータイプのビールが多いのが特徴となっています。

○タヒチ
 フランス領であるタヒチは、観光地として有名です。大変美しい国で、地上の最後の楽園と呼ばれています。世界中からの観光客が1年中訪れる、観光地となっています。
 フランス領の為、影響を色濃く受けたビールが多く存在するのが特徴です。

 

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 2007/09/28 (Fri)

【北アメリカ地区】

○アメリカ
 アメリカにあるアメリカのビールは、日本のビールに近いものがあり、爽やかな飲み口、後味の良さというのが日本人にも人気がある秘訣みたいです。
 中には、サミュエルアダムストリプルボック(なんとアルコール度数17.5度)など、すごく濃厚なビールもありますが、基本的には日本人好みとなるビールが多いようです。

○カナダ
 ロッキー山脈から流れ出ている天然水を利用して造られているビールで、喉越しがスッキリしています。
 日本で有名になったのはラバットブルというので、これもカナダのビールです。


【南アメリカ地区】
○ジャマイカ
 ジャマイカと言うと陽気なイメージと、レゲエやカリビアン音楽という明るい感じの音楽でも有名ですよね。
 ジャマイカのビールは、温暖な気候に合う、喉越しがよいビールがうけています。

○ペルー
 ビールの歴史は古くて、「チャッチャ」というインカ帝国時代にとうもろこしで造られたビールが始まりだと言われています。
 ペルーは1821年までスペイン領でした。
 その影響を受けているため、ビールの醸造法はスペイン色が濃く受け継がれています。
○トリニダード・トバゴ
 1962年に独立を果たすまでは、トリニダード・トバゴはイギリス領でした。
 カリブ海に浮かぶ南国で、この海の名前をとって名づけられているビールが代表的なビールの名前となっています。
 陽気なカリビアンを象徴するような南国の味わいのスッキリしたビールで、メキシコやアメリカでも人気です。

○メキシコ
 メキシコのビールは、ドイツの移民の影響を深く受けています。 
 この国の代表的なお酒「テキーラ」と同じようにライムと塩でのむ「コロナ」が代表的です

○ブラジル
 この国のビールは癖がなく喉越しがいいビールが多いです。ブラジルの温暖な気候に合っているようですよね。


 2007/09/27 (Thu)

○ドイツ
 ドイツは世界一の個人年間消費量を誇っている国です。
 国内で作られるビールのほとんどが国内消費に当てられると言うほどのビール大国です。
 更に地ビール醸造も盛んに行われていて、種類も約6000種以上銘柄があると言われています。
 これほどまでのビール大国には品質の維持や向上を目的とした法律『ビール純粋令』というのがあり、
 その中ではビールは大麦・ホップ・酵母・水以外のものを使用してはならないと定められています。
 ドイツビールのほとんどはピルスナータイプです。
 『ブラウマイスター』という言葉を聞いたことがないですか? 
 ドイツはビール製造技術の向上にも大変厳しく設定されていて、
 高度なビール醸造技術家を養成する制度となっています。
 この制度による専門課程を修了した者を『ブラウマイスター』と呼びます。

○ベルギー
 ベルギーは国土が小さいですが、醸造所は約540箇所あります。
 ドイツに並んでビール醸造が盛んな国なんですね。
 ベルギービールは、果実を使用したビール、樽で寝かして醸造させるビールなどワインやシャンパンにも似たものがあります。
 ビールの種類の中でも古い伝統の味を今でも受け継いでいるのが修道院で作られるビール「トラピストビール」です。
 ベルギービールは通常のビールと違って、ワインのように常温で飲む事が多いんです。

○イギリス
 エールビール(上面発酵ビール)がとても盛んな国がイギリスです。
 特に樽などで2次発酵させたビールが「本物のエール」と呼ばれています。
 このビールの飲み頃はバーテンダーの勘が決め手となります。。
 イギリスでホップを入れたビールが認められたのは15世紀以降の事です。
 それを境にして大きな発展を遂げた事になり、今現在はビールの先進国となっています。
 イギリス国内ではビールメーカーがパブを直営していますので、
 パブで本場のビールを味わうのがメジャーな飲み方といわれています。

○オランダ
 オランダのビールは、江戸時代にオランダの商船の使節団が献上したビールが始まりだと言われています。
 そして、実は日本で最初に飲まれたビールだと言われています。
 オランダでは、トラピスト(修道院)ビールや、ピルスナービールが主に醸造されています。

○オーストリア
 オーストリアは、音楽の都、ウィーンを首都に持っていて、そこのビールは古い歴史を誇っています。
 1273年にハプスブルク家ルドルフがローマ帝位につき、1281年にその息子にオーストリアの領地を与えたことにより、
 ハプスブルク家のオーストリア統治が始まりました。
 それを機に、宮廷でビールが飲まれ始めたということです。

○スペイン
 スペインには、様々な人種や混血によって、「ヨーロッパであってヨーロッパでない」と言われるほど複雑な立場があります。
 それは、スペインの複雑な歴史を物語っているといえるでしょう。
 それと同様に、ビールそのものも複雑な人種を反映しています。
 「クルスカンポ」と呼ばれる幅広く愛されるタイプのビール(スペイン語ではセルベーザ)が大きなシェアを誇っています。

○チェコ
 チェコ・スロバキア連邦共和国は1993年、チェコとスロバキアの2つの国に独立しました。
 世界のピルスナービール発祥の地として有名な場所なのはご存知でしょうか?
 ピルスナービールはボヘミア地方のピルゼンで造られています。
 今現在アメリカを代表するといってもいいビール「バドワイザー」が
 チェコの「ブドワゼ」の名前をもらったという逸話があるくらい美味しさに感動したそうです。

○スイス
 スイス国土は日本の九州よりも小さいです。
 マッターホルンなどのアルプス山脈や標高4000m級の山々に囲まれているような
 豊かな自然に育まれた美しい水でビールを醸造しています。
 ビールはスイスの自然を感じさせるような味ですね。

【イスラエル】【ユダヤ】【ノルウェー】【フランス】【イタリア】【ポルトガル】【デンマーク】など、各国特徴のあるビール醸造国が揃っています。

 


 2007/09/25 (Tue)

○インド
 インドは、元はイギリス領でした。なので、イギリスの醸造技術の影響を強く受けています。
 しかし、実際醸造されているビールはイギリスのものとは違い、ラガーが主流となっています。
 インドで醸造されているビールはインド料理の辛さにも負けない、しっかりとしたコクを持ったビールが多いのが特徴です。

○スリランカ
 スリランカもまた、インドやオーストラリア同様、イギリスの領土でした。
 イギリスの醸造技術の影響を色濃く受けたビールが特徴的となっています。

○ベトナム
 ベトナムは急激な経済発展途上にあります。
 醸造技術はフランスの技術を導入したビールが多いです。
 エスニック料理に合うようなスッキリ喉越しがいいビールです。

○インドネシア
 インドネシアは第二次世界大戦以前まではオランダ領地でした。
 その為、ビールの醸造技術もオランダの影響が色濃く残っています。

○フィリピン
 フィリピンのビールは爽やかで口当たりがいいビールが主流です。
 醸造にはスペインの影響が強く残っています。

○シンガポール
 シンガポールは、様々なアジア料理が介するグルメ国で分かるとおり多種民族の国です。
 観光客も盛んに訪れている盛んな国です。
 シンガポールは四季がないので『常夏の国』と呼ばれています。
 その国のアジア料理に合わせたビールが多く、日本人にも飲みやすいようなビールが多いのが特徴的です。

○タイ
 タイは、年間平均気温が30度近い、常夏の国です。
 タイのビールといえば、シンハーでしょう。
 タイビールのシェアの大半を占める、タイのビールの代名詞とも呼ばれるビールです。
 飲みやすくてタイ料理にも良く合うラガービールです。

○台湾
 台湾のビールは日本によって歴史が始まりました。
 1919年(大正9年)、「高砂麦酒」が日本人によって設立されました。
 その後、第2次大戦後中華民国が接収し、今に至っています。
 台湾の豊かな大自然で育まれたホップや、清らかな水を使用して醸造されたビールは、
 世界コンクールでも金賞を2回も受賞するほど品質がすごく高いビールとなっています。

○中国
 1903年にドイツ人が青島(チンタオ)にビール工場を設置たのが中国のビールの歴史の始まりです。
 当時、中国ではビールは高級品とされていて一般人には飲めないものでした。
 しかしドイツ統治から解放された後は醸造所も増えた為、大衆飲料として普及し、一般人にも飲めるものとなったそうです。
 主流となっているビールは中華料理にもよく合って、日本でも深く親しまれているビールです。
 現在は、年間生産量世界第2位のビール大国となっています。

○韓国
 スッキリとした味わいやコクが特徴的なのが韓国のビールです。
 スパイシーな韓国料理に良く合っています。
 アジアでは生産ランキングが中国、日本に次いで第3位となっています。

○トルコ
 エキゾチックな国で、アジアとヨーロッパの文明が交わっています。
 そのエキゾチックな名前を持っている「エフェス」というピルスナータイプのビールは、
 古代都市を由来とした名前で、トルコ料理に良くあうビールとして広く愛されています。

○キプロス
 キプロスは地中海にある島です。
 この島は、主要産業が観光というだけあって美しさを誇っている島です。
 代表的なビールは「ケオビール」で、1987年国際ビールコンテストでは第一位に輝きました。
 チーズや、シーフード料理に合うソフトな味わいのビールで飲みやすいです。


★ ILLUSTRATION BY nyao
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